自作PCでもWindows Hello生体認証したい

2023-05-24

生体認証はとにかく便利

Windowsを使っているなら、Windows Hello 生体認証がおすすめです。とにかくパスワードを打つ必要がなくなるため非常に楽で、しかもセキュアなログインが可能になるからです。

ノートPCの場合は認証用の装置を最初から内蔵していることも多いですが、デスクトップPC、特に自作PCの場合は後付けで認証装置を追加する必要があります。

ちょっと余談 …… 完全パスワードレス運用はMacではできない

私はBitwardenというパスワード管理ソフトを使っていますが、これもWindows Helloでの認証に対応しているため、Windowsのログオンから各種Webサイトの認証までパスワードを一切打つことなく、いまや完全に手放せなくなっています。

Macの場合はTouch ID対応の純正キーボードを使うことで、指紋認証によるOSログオンやWebサイトのパスワード代理入力などが可能です。しかし2023年4月の現時点では、再起動時などパスワードの手入力が必要な場面があり、MacはWindowsのような完全にパスワードレスでセキュアなOSのログオンはできない状況です。

顔認証と指紋認証のどちらがいい? → 顔認証がおすすめ

Windows Hello生体認証には顔認証と指紋認証の2つがありますが、
自宅のデスクトップPCで使うなら、顔認証がおすすめです。

なぜなら、顔認証は認証する際の動作が少なくて済むからです。
スリープされたPCを使おうとする場合、それぞれ以下のようになります。

指紋認証の場合

  1. 席に着く
  2. キーボードやマウスを触る(スリープを解除)
  3. 指紋認証装置に手を伸ばす ※ここが意外と面倒※
  4. 指紋を読み取らせて指紋認証
  5. 画面ロック解除

顔認証の場合

  1. 席に着く
  2. キーボードやマウスを触る(スリープを解除)
  3. カメラで顔認証 自動!
  4. 画面ロック解除

顔認証は席に着くだけでPCがロック解除される感覚なので、本当に楽になります。

逆に「しっかり認証操作を意識してやりたい」というのであれば、指紋認証がいいですね。

Windows Hello対応製品

顔認証

顔認証はWebカメラがあればができるものだと思われがちですが、Windows Helloで使うためには深度を測定するのに必要なIR(赤外線)が搭載された製品が必要となります。

Amazon.co.jpだと以下の2つくらいしか対応製品が見当たりませんでした。
顔認証したいだけならマウスコンピューター CM02 が安いです。
私も使っていますが、デザインもかわいくて気に入っています。

マウスコンピューター CM02 Windows Hello対応 顔認証カメラ

エレコムのほうが少し高いですが、CM02よりもフルHD対応などWebカメラとしてのスペックが高く、また自立できたりサイズも多少コンパクトになっているようです。

エレコム WEBカメラ UCAM-CF20FBBK 200万画素 フルHD 1080p 30FPS Windows Hello顔認証対応 マイク内蔵 ケーブル長1.5m ブラック

AliExpressだともっと安いのがあるらしいです。

指紋認証

私はちょっと怪しいメーカーの格安製品を使っていましたが、特に問題ありませんでした。

アルカナイト(ARCANITE) USB指紋認証リーダー Windows Hello機能対応 0.05秒 指紋認証でセキュリティ対策 1年保証 AKFSD-07

セキュリティ製品なのでもう少しちゃんとしたメーカー品がいいな、となると、トラックボールでも有名なKensington(ケンジントン)あたりが候補になるかなと思います。価格もしっかりしてきます。

Kensington ケンジントン VeriMarkデスクトップPC用指紋認証 Windows Hello Windows Hello Business FIDO U2F K62330JP

ケンジントン 【正規品・1年保証】VeriMark 指紋認証キー Windows Hello 機能対応 FIDO U2F 準拠 2要素認証 K67977JP

Kensington ケンジントン Veri Mark IT™ 指紋認証リーダー Windows Hello™&Windows Hello™ for Business対応 FIDO2  K64704JP